菊地孝平(45=静岡)が3コースからまくってG1・16度目、児島周年は3度目の優勝を手にした。2着は4カドから差した宮地元輝で、3着は羽野直也。菊地は獲得賞金順位2位(3491万4000円)に浮上した。

まさに“児島に愛された男”だ。6コースだった準優で内の3艇がフライング。「児島では運も向いてくれる」という見えない力に押され、優勝戦に臨んだ。進入は枠なり3対3。3コースからスタート巧者らしく繊細なレバー操作で発進し、まくりで内2艇をのみ込んだ。「先にターンマークに到達しようと無理やり行った」という一瞬の決断が吉と出た。

次走は16日からの鳴門G1マスターズチャンピオン。「精神年齢は10歳だが、45歳になったので新人として行く。チャレンジャーなので、マスターズの方が自分としてはやりやすい」。勢いのついたベテラン菊地が、新たなステージへ照準を合わせた。

なお、本タイトルの総売り上げは、72億6273万3900円で、目標の67億円を上回った。