124期生の1枠佐藤航(24=埼玉)がイン逃げを決め、デビュー丸5年でうれしい初優勝を飾った。

スタートはインからコンマ17で6番手と苦しいスリットだったが、1Mまでに伸び返した。3コースから握ってきた田中和也を振り切り、BSで独走態勢を築いた。前回白水勝也が優勝2着のトップクラスの28号機を相棒に予選トップ通過で通算14度目の優出。しかも、初の優勝戦1枠と上り詰め、一発回答で初Vを決めた。

「めちゃくちゃうれしい。試運転では回り足は外崎(悟)さんの方が良さそうだったが、直線は良かった。エンジンを信じていました」。11Rから急きょ、安定板が付いたが、チルトは準優の0度からマイナスに下げる逆の対応で、スリット足の良さを引き出した。

3月に当地で優勝した師匠・島田賢人に続いた。「1走1走走って、記念を走れるように頑張りたい」と、さらなる成長を誓った。