米丸乃絵(22=福岡)が自分を信じて優勝戦に臨む。準優10Rでは3コースから豪快に握って2着に入って優出した。通算3度目、当地では初の優出だ。

そのまくる姿は、山川美由紀に「米丸さんの乗りっぷりが良かった」と言わしめるほどだった。

当地フレッシュルーキーでありながら、実は今年に入って初の福岡だった。実際、当地は昨年7月の一般戦以来、相当の長いブランクがあった。

「久々だったので不安だらけでした」と心境を明かす。それでもトップ級の機力を武器に、徐々に水面に慣れながら優出までこぎ着けた。カドまくりを決めた5日目2Rが何よりの成長の跡だった。

優勝戦は6枠。「まだ、びびりながら乗っているところがあるけど、それを捨てます」とキッパリ。24年後期からのA2昇格を決定的にした今、自信を持って突き進む。