出場している地元埼玉の10選手が全員が確定板に載り、そろって2予進出を決めた。

まず2Rで太田龍希(23)が逃げ残って2着に入ると、5Rで山口多聞(22)が逃げ切り勝ち。7Rは黒沢征治(32)が先行し、番手の中田健太(34)が差してワンツー決着。8Rは茨城の吉田有希の先行から番手の宿口陽一(40)が差して1着ゴールし、3番手のベテラン小沼良(52)も3着に続いた。プレッシャーのかかる11Rは森田優弥(25)のまくりに番手の一戸康宏(36)が必死に追走し、ここもワンツーを決めた。

12R特選は無事故完走で2予フリーパスのため、この時点で埼玉勢10人の勝ち上がりが決定。しかし、この特選でも平原康多(41)-武藤龍生(33)が2、3着に入り、10人全員が3着以上で確定板という快挙を成し遂げた。

7Rで逃げた黒沢は「(太田)龍希から始まって(山口)多聞も続いていた。この流れを途絶えさせることはできなかったから、本当にホッとしています」と安堵(あんど)の表情を見せた。地元G3初出場だった一戸は「(森田の番手で)うれしい番組だったけど、逆に緊張もすごかった。(森田の)踏み出しだけに集中して走った」と達成感に浸った。

ちなみに1月の大宮G3では、埼玉勢5人が決勝に乗っている。西武園でも再び旋風が吹き荒れるか? 地元勢から目が離せなくなってきた。