後藤大輝(23=福岡)が強気の先行勝負で2着に粘った。予選11Rはライン3車を生かして打鐘前から先行。番手の嶋田誠也にかわされたが、最後まで踏み切る好内容のレースだった。

ただ、自己評価は厳しいものだった。「もがき合いにならずに出切ることができたので、あとは自分のペースで踏みました。長い距離を踏んだけれど、進んでいない感じがあった。それに後続を振り切らないと優勝はできない」。準決12Rは番手が地元の柴崎淳で、主導権を奪うことが使命。軌道修正して逃げ切ることができれば、S級初優勝に1歩前進するはずだ。