競輪で長年“関東の総大将”として活躍してきた平原康多(42=埼玉)の電撃引退が22日、明らかになった。競輪界トップ9であるS級S班のまま、異例の決断。その苦難を知る、黄金コンビを組んだ武田豊樹(51=茨城)、同県の後輩・宿口陽一(41=埼玉)、そして久美夫人がそれぞれ思いを語った。

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パパ、長い間お疲れさまでした。

家では練習か、お昼寝か、ゲームをしている姿しか見たことありません(笑い)。

でも、子供たちとテレビで応援している時間はとっても楽しくて、かっこいい自慢のパパでした。これからは、普通のおじさんになるので、今まで我慢していた趣味などを楽しんでもらえたらと思います。

けがの多かったこの2年は、体の痛みはもちろん、精神的にもかなりつらそうでした。でも、どんな状況でも練習とケアを頑張っていたし、家族は見守るしかなかったです。

少し前から引退の気持ちがあることは聞いていたので、驚きはありませんでした。決めたことは揺るがない人なので、はっきり「辞める」と口に出したということは、これで完全に決めたんだなと受け入れました。瞬間的に決めたところもパパらしいなと思いました。

少し寂しい気持ちもありますが、もうけがしなくて済むね、という安心の方が大きいです。

これまで練習仲間の皆さんや、ファンの方々に支えていただいたおかげで、主人は頑張れたのだと思います。主人と関わっていただいた方々には、これまで本当によくしていただき、家族としては感謝の思いしかありません。今までありがとうございました。

【競輪】“関東の総大将”平原康多、SS班のまま電撃引退/まとめ