S級決勝は絶好調の小森貴大(35=福井)が自身初の完全Vに挑む。ただひとり、連勝で決勝進出した。予選を後方まくりで制すと、準決は中団の外並走からまくった。離れ業の連発に、「暑い中でも、街道練習を増やしたからかも」と、猛暑対策が進む効果を実感した。

間もなく発表される、G2共同通信社杯(9月12~15日・福井)の選手選考を心待ちにしている。この地元ビッグの出場と活躍を目標に、昨年末から意識を変えた。同県スターの脇本雄太や寺崎浩平の後位をしっかり主張できるよう、日ごろから大技が続く。「今日の準決のように、前に突っ張られても何とかする。いろんなパターンで勝負できるよう想定する。もちろん、先行もある。それも内容を重視するだけでなく、勝って、しかもライン決着。それを心掛けて、レースも脚力アップの場にしている」。

23年5月西武園以来のV取りが懸かる決勝は、援護役の坂本亮馬とともに外枠コンビで挑む。ノリノリの久田裕也や競走得点トップの吉沢純平をどう料理するか。近畿軍団を下支えするオールラウンダー小森が「自力自在」と、策を巡らせている。