左肘骨折から回復途上で体調万全とはいえない脇本雄太(36=福井)が、今年初戦を優勝で飾った。バック9番手のあり得ない位置からまくり、松井宏佑の番手から仕掛けた郡司浩平を直線でまくり切った。昨年10月京王閣以来のG3・18勝目。2着は郡司、3着には簗田一輝が入った。
昨年10月の寛仁親王牌で左肘を骨折した脇本は、常人なら戦える状態ではなかった。「どう踏んだら肘の痛みがましになるか、それを探りながらのレースだった。この状態で勝てたことは自信になるし、次につながると思う」と振り返った。
松井が逃げ、単騎でまくった杉浦侑吾に合わせて番手郡司が3角から仕掛け、さらにその上を脇本が伸び切った。今年は弟の勇希が初の記念勝ち(立川)でG3・2勝目を飾り、兄も手負いで和歌山を制覇。「(弟に)負けられない気持ちはあった。(2月20日から)熊本全日本選抜があるが、まずは自分の肘を治すことが先決です」。今年の脇本は、これまで以上のすごみを見せつけるかもしれない。





















