日刊スポーツ制定「第39回競輪年間三賞」の受賞者が決まった。MVPに該当する殊勲賞には、初めてKEIRINグランプリ(GP)を制し、賞金王にも輝いた郡司浩平(35=神奈川)が、敢闘賞には唯一のG1・2勝を挙げた脇本雄太(36=福井)が、技能賞には全G1で決勝に進出した古性優作(34=大阪)が、ガールズ最優秀選手賞には全4つのG1とガールズGP優勝という史上初の年間グランプリスラムを達成した佐藤水菜(27=神奈川)がそれぞれ選出された。
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技能賞の受賞を聞くと、古性は「え! 受賞できるんですか?」。驚いた表情を見せながら「昨年は、まったくダメでしたからね」と言葉を続けた。確かに、今年はG1すべての決勝に進出も無冠に。タイトルは3月のG2ウィナーズカップのみ。一昨年は2度のG1制覇を達成、さらにグランプリも戴冠して、殊勲賞に輝いた。そのときの戦績に比べたら見劣りするかもしれないが、昨年の近畿勢の大躍進は、古性の存在があったからこそ成り立った。脇本雄太のG1・2勝、寺崎浩平(G1オールスター)と南修二(G2共同通信社杯)の初タイトルの傍らには、必ず古性がいた。近畿勢のレベルアップに、大きく貢献したのは間違いない。
今年初のレースとなる大宮G3の前検日、古性は会見で「今年はすべてのG1を取るつもりで走りたい」と宣言した。昨年の悔しさを糧に古性の逆襲が始まる。
◆古性優作(こしょう・ゆうさく)1991年(平3)2月22日生まれ、大阪市出身。清風高卒。11年7月に競輪学校(現養成所)100期生として岸和田でデビュー(1<1>(1))。21年8月いわき平オールスターを皮切りに、24年10月寛仁親王牌までG1は8勝。21、24年にGP制覇。168センチ、77キロ、血液型O。
◆選考過程 競輪祭を終えても激戦だったが、GPの結果を受け、殊勲賞には選考委員の多くが郡司浩平を支持した。G1優勝こそなかったものの、G3最多6度のV、GP初制覇で賞金王に輝くなど、安定感+インパクトの強さが高く評価された。
敢闘賞には全日本選抜、高松宮記念杯で、ただ1人G1・2冠を果たした脇本雄太が選ばれた。史上初のグランプリスラムも大きな理由になった。
技能賞は6つの全G1決勝進出と安定感抜群の古性優作と、日本選手権を制し、他のG1でも活躍した吉田拓矢の一騎打ち。最終的に僅差で古性に決まった。ガールズは年間グランプリスラムの佐藤水菜で満場一致だった。
◆競輪年間三賞 日刊スポーツが87年に創設。1年間(1~12月)の競走を対象として、活躍した選手の中から殊勲、敢闘、技能賞、ガールズ最優秀選手賞を選定し、表彰する。三賞選考委員会は、日刊スポーツの競輪担当記者と評論家らで構成。受賞選手には表彰盾と賞金が贈られる。





















