日刊スポーツ制定「第38回オートレース年間三賞」の選考委員会が、今月13日に公益財団法人JKA(東京都港区)で開かれた。25年に2度のSGタイトルを獲得した青山周平(41=伊勢崎)が、MVPに該当する殊勲賞に決定。これで、3年連続7度目の受賞となる。

技能賞は黒川京介(27=川口)が初受賞、女子特別賞は8年連続で佐藤摩弥(33=川口)、敢闘賞には昨年に続いて佐藤励(25=川口)が選ばれた。全4部門のうち、川口所属の選手3人が表彰される。今年も3月中旬に、都内のホテルで授賞式が行われる予定。

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次世代をリードする黒川京介が選出された。19年と21年に敢闘賞を獲得しているが、技能賞は初の受賞となる。

「名誉なことです。うれしいけど、今度はSGで優勝して選んでいただきたいですね」

若手の台頭が目覚ましい中で、その代表格として注目度は高い。一昨年の日本選手権で念願のSG初制覇。25年度後期適用ランクでは、自己最高位のS級2位に昇格。青山に続く実質ナンバー2の地位を確保した。全国トップクラスのスピードを生かして、ステップアップしている。昨年は、異次元のハイペースで勝ち星を量産。24年に鈴木圭一郎がマークした、年間114勝の大記録を更新して120勝に到達。優勝回数も17度まで伸ばして、SG21冠のレジェンド高橋貢の持つ年間18Vにも迫った。「SGの優勝がないので…詰めが甘かった。それ以外は、よかったと思います」と振り返る。

今年の課題について聞くと「年末の決定戦では同じミスをして、お客さんに迷惑をかけてしまった。全国のレース場で、1枠からのスタートを特訓する。大きな舞台でも平常心で挑めるように、メンタルのコントロールをしたいです」。幼い頃から憧れたスーパースター王座決定戦の栄光に向けて、再び挑戦を続ける。

◆黒川京介(くろかわ・きょうすけ)1998年(平10)7月31日、千葉県生まれ。川口所属33期生。全国ランクS級2位。地元開催となった、24年の日本選手権で初のSG制覇。これまでG1戦4度、G2戦は9度の優勝を果たしている。通算優勝34回。趣味はモータースポーツ。160センチ、52キロ。血液型O。

◆選考過程 ▽技能賞 新時代のエース黒川京介は、勝利数や優勝回数などすべての分野において素晴らしい数字を残した。年間を通して、ファンの車券に貢献したことを高く評価された。

◆オートレース年間三賞 1988年(昭63)に創設された。1年間(1~12月)に活躍した選手を表彰する。表彰対象は原則としてSGの優勝者で、他にさまざまな記録が考慮される。JKAが協賛。受賞者には賞金と表彰盾が贈られる。年間三賞はボートレース、競輪も制定されている。

▽技能賞 優勝レース、優勝回数、優出回数など、その年の成績を総合的に勘案して選出。