アジア大会サッカー女子で2大会ぶり2度目の金メダルを獲得した、なでしこジャパンが2日、開催地インドネシアから成田空港に帰国した。

チーム最多の4ゴールを挙げて金メダルに貢献したFW菅沢優衣香(27)は「いいボールがきて、そこにいたのがたまたま自分だったというだけ。どの試合も出たからには点を取るというのは思っていたことだったので、それが出せた」と謙虚に振り返った。

準決勝の韓国戦では苦しい展開の中で先制ゴールを決め、迎えた中国との決勝でも途中出場ながらスコアレスで迎えた後半45分に、勝負を決める決勝点を挙げた。高倉麻子監督は菅沢について「使っていて調子が良いなというのは感じていましたが、なかなかシュートが最初の頃は決まらず、決勝にとってるのかって言ったら『そうです』と言っていて、そうなのかと思って使ったら本当にとってくれた」と明かし、「安定感があってけがなくしっかりコンディションを積み上げていけば、頼りになるFWに成長してきたなと感じます」と信頼を口にした。

菅沢は国際Aマッチで17得点を挙げており、ゴールを決めた試合は13勝1分けと不敗神話を継続させている。菅沢は「知りませんでした」と話し「勝ち試合にできているのはいいかなと思います」と笑顔をみせた。