G大阪の日本代表FW宇佐美貴史(23)がハリル流の原点に立ち返る。5日は万博練習場でチームの非公開練習に参加。10月31日の鹿島とのナビスコ杯決勝(0-3)ではハリルホジッチ監督が口酸っぱく話す「デュエル(球際の強さ)」の足りなさを痛感したという。「試合をやりながらも球際のところ(弱さ)を感じたし、映像を見ても感じた。自分のやるべきことができてなかった」と反省する。

 それでもハリルジャパンでは唯一、全11試合出場と期待値は高い。同監督からは「日本のフットボール界で、こんなに能力が高い選手はいない」とお墨付きをもらった。しかし疲労が蓄積していることもあり、出場した公式戦で6試合連続無得点。G大阪長谷川監督からも「キレを取り戻そう」と助言を受けた。苦しんでいる23歳は「点を取れば…点を取らないといけない。年内最後なのでしっかり戦いたい」と、代表で完全復活を目指す。