浦和レッズは26日、定時株主総会で承認された23年度の事業収支を発表した。事業収入は103億8400万円で、クラブ史上初の大台突破となった。Jリーグ史上でも19年度の神戸(114億4000万円)に次ぐ記録的収入となった。

昨季はアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)で優勝し、ルヴァン杯は準優勝。公式試合数が60試合と多かった。ホームゲームの試合数自体が増えたことも影響し、入場料収入は7億600万円増えて21億4500万円となった。

昨季は、天皇杯4回戦の名古屋グランパス戦で浦和サポーターが暴徒化する問題が起きていた。スポンサー収入への影響も懸念されたが、ACL優勝やFIFAクラブワールドカップ(W杯)出場を決めたことでパートナー社数が増え、過去最大のパートナー収入を更新。田口誠社長は「天皇杯の案件でパートナーさんからおしかりを受けた。ただ、最後まで優勝を争っていたこともあったので、非常にご理解をいただいて継続していただいた。営業担当が、天皇杯の事案をきちんと説明した部分もある」と説明した。

その他、グッズもACL記念ユニホームなどアイテムも増えて増収になった。