日本代表GK候補合宿が17日、堺市内で3日間の限定でスタートした。

 バヒド・ハリルホジッチ監督(64)は昼前に日本協会スタッフとともに大阪入り。夕方から、招集した6人のGKを集めて約2時間の初練習をこなした。

 ハリルホジッチ監督は1-1で引き分けたW杯アジア最終予選オーストラリア戦(11日、アウェー)を例に挙げて「みなさんもオーストラリア戦を見たと思いますが、CKの時に190センチの選手が6人近くも飛び込んでくる。(GKは)それをブロックしないといけないことを、知っておかないといけない。2回のCKで1点を取るのがオーストラリア。我々は20~30回CKを蹴っても、得点が取れない」などと、視察に訪れたJリーグ下部組織の育成コーチらに持論を展開した。

 代表のGKは身長190センチ以上が基準になると明かした上で、報道陣には「育成で(GKを)チョイスする時、身長の大きくなりそうな選手を選ぶことが大事」と力説した。

 この日はランニングやボール回しなどの疲労回復に主眼を置いたメニューを消化。2日目となる18日からは、より戦術的なメニューに入る予定で、同監督は「この合宿でたくさんのメッセージを渡します」と語った。