20年東京五輪の男子代表監督候補に浮上した森保一氏(49=前広島監督)が22日、都内で取材に応じ、前日21日に日本協会の西野技術委員長と極秘接触したことを認めた。条件提示などがあったかとの問いに「いえ、そこは全く。現状の調査程度だと思います」と話した。関係者によると、西野氏との会談ではサッカー観や代表への思いを尋ねられた。7月に広島監督を退いた後はフリー。J1・FC東京などクラブからも興味を示され「五輪もクラブも正式オファーをいただけたら、その時に考えたい」。その上で「来年は現場復帰したい」と“浪人”する意思がないことを明言した。

 東京五輪監督は昨夏リオ五輪も率いたA代表の手倉森コーチが最有力候補とされるが、森保氏も浮上。26日の日本協会技術委員会で2人の名が挙がりそうだ。