鹿島アントラーズは30日、茨城・鹿嶋市内で練習を行い、前日29日に東アジアE-1選手権(12月9日開幕)に臨む日本代表に選出されたDF西大伍(30)とDF山本脩斗(32)が意気込みを語った。

 今回の代表には鹿島から2人のほか、昨年6月以来の招集となったFW金崎夢生や初招集のMF三竿健斗ら6人が選出。これまでもコンスタントに選ばれてきたDF昌子源とDF植田直通と合わせ、鹿島の4バックを務める4人全員が選ばれた。

 西は「どこのチームの人も知ってる人ばかりだから、うちから(守備陣が)4人いるとかはあまり関係ない」と話しつつ「鹿島でもこうしようと決めてやっているわけではないですけど、周りの選手や相手の動きなども含めてプレーできているので、そういうところは変わらずやれればいいかなと思います」と活躍を誓った。

 ザックジャパンや、アギーレジャパン時代にも代表招集経験はあるが「アギーレ監督の時は試合に出てないし、今が一番自分のプレーはいいと思う。頑張ろうかなと思っています」と自信をのぞかせた。

 代表発表会見でハリルホジッチ監督は西の攻撃面での動きを評価しつつ、「デュエル(1対1の勝負)のパフォーマンスを上げてもらいたい」と注文もつけた。西は「そこは聞いてみようかなとも思います」と積極的に監督とコミュニケーションもとる意向だ。

 一方の山本は06年アジア大会でU-21(21歳以下)日本代表選出経験はあるものの、A代表は初招集。妻からは「おめでとう」と声をかけられ、周囲からの祝福メッセージも絶えなかったという。「うれしいし、光栄に思う。やらなきゃなっていう気持ちもある」と喜び、自分を含む6人が選出されたことには「チームがやってきたことが評価されたのかなと思うので、自分としてもしっかり特徴を出していけたらなと思います」と笑顔をみせた。