日本サッカー協会が9日、アルガルベ杯(28日開幕、ポルトガル)に向けた女子日本代表なでしこジャパンメンバー23人を発表し、マイナビ仙台レディースからはDF市瀬菜々(20)と、伊賀から移籍加入したFW櫨(はじ)まどか(29)が選出された。

 仙台市内で行われた約2時間のチーム練習後、昨年8月以来の復帰となった市瀬は「この半年でフィジカル面では成長できたと思う。最年少ですけれど、特に意識はない。年上の人とか(11年ドイツ大会の)ワールドカップ優勝メンバーの人だったりとプレーすることで、意識も変わってくる。1対1の対応だったり、競り合いだったり課題はあるが、やる自信も少しある」。160センチとセンターバックとしては小柄だが、大きな存在感を示してレギュラーを勝ち取るつもりだ。

 昨年7月の初代表以降、同12月の東アジアE-1選手権など6試合に出場している櫨も「高倉監督に使ってもらっているけれど、攻撃の選手としてぱっとしない」と満足していない。「シュート数も少ないし、ゴールもない。若い選手も多いですけれど、私には経験がある。もっと積極的にいきたい」。FWやMFとして得点に絡み、貢献するつもりだ。

 なでしこジャパンは20日から千葉県内で合宿を開始し、24日に現地入りする予定だ。C組の日本は、オランダ(28日)、アイスランド(3月2日)、デンマーク(同5日)と対戦。同7日に順位決定戦を行う。