日本サッカー協会が、ワールドカップロシア大会後の日本代表監督候補として、同コーチで20年東京オリンピック代表のU-21(21歳以下)日本代表の森保一監督(49)の兼任プランを検討していることが21日、分かった。

 実現すれば00年シドニー五輪と02年W杯日韓大会で結果を残したフィリップ・トルシエ氏(63)以来の兼任監督となる。今後、W杯での結果も踏まえ、兼任が可能かどうかなど監督を推挙する技術委員会などで、多角的に可能性を探る。

 ◆森保一(もりやす・はじめ)1968年(昭43)8月23日、長崎市生まれ。長崎日大高から87年に広島の前身マツダ入り。守備的MFとして京都、広島でもプレーし、03年に仙台で引退した。J1通算293試合15得点、日本代表でも国際Aマッチ通算35試合1得点。04年に指導者に転身。07年U-20W杯日本代表コーチや広島、新潟のコーチをへて12年に広島監督に就任。12、13年の連覇と15年の計3度リーグ優勝。17年7月に退任し、同10月に東京五輪代表監督に就任。ハリルホジッチ監督の解任に伴い、西野監督のもと4月にA代表コーチにも就任した。家族は夫人と3男。愛称「ポイチ」。174センチ。