サッカー日本代表が28日、30日の国際親善試合ガーナ戦(日産ス)とワールドカップ・ロシア大会へ向けた練習を行った。

 西野ジャパン国内合宿8日目にして、初めて冒頭15分のみを公開後、練習は非公開となった。

 MF柴崎岳(26)は練習後の取材で、「日々、良くなってきていると思いますし、手応えも感じています」と充実感を口にした。練習では体幹トレーニングのほか、パス回しなどで汗を流したほか、非公開にした時間に実戦形式の練習を行ったとみられる。西野ジャパンでは、これまでの4バックに加え、新たに3バックのシステムにも取り組んでいる。

 柴崎は「今は3バックを個人的にもチームとしても落とし込んでいる時期だと思います。戦い方が2つあるのは悪いことじゃない。個人的には3バックのボランチはやったことがないので、楽しいですし、学ばせてもらっている感じはありますね」と話した。

 また、柴崎はちょうど28日に26歳の誕生日を迎えた。選手らに祝いの声をかけられたことを明かし「もう26歳かという感じ。高校を卒業して、プロに入って8年ですか。時が経つのは早いなと思います」と時間の経過の早さに驚いた様子をみせた。「引退するときもこういう気持ちになると思うし、悔いのないように、これからも自分らしくサッカー人生を歩んでいきたいと思います」と話した。

 柴崎と同じ92年生まれの選手には幼少期から有望選手が多く、指導者らから「プラチナ世代」と呼ばれてきた。今回の代表にも柴崎のほか、FW宇佐美、武藤、DF昌子がおり、同学年となる93年生まれとしてはMF大島僚太、DF遠藤航もいる。

 柴崎はW杯に臨む合宿中に誕生日を迎えたことについては「初めてですね。あんまり実感は沸かないですけど」と話し、「26歳、いい年にできるように。まずはW杯でいい結果を残したいですね」と意気込んだ。