なでしこジャパンが11日、3-1で勝利したニュージーランドとの国際親善試合を終え、同国から成田空港へ帰国した。

 主将のDF熊谷紗希(27=リヨン)らは、同日にブンデスリーガ1部フライブルクへ完全移籍することを発表したMF猶本光(24=浦和)へエールを送った。

 猶本は同試合のメンバーにも選ばれていたが、けがのため招集を辞退していた。熊谷は猶本から海外移籍に関しての相談を受けていたことを明かし「自分の経験とかを話していました。うまく契約できてよかったと思う」と喜んだ。ヨーロッパでプレーする仲間が増えることについては「海外の選手とやることは体感しないとわからない部分もある。日本みたいにうまくいくことばかりじゃないと思うけど、楽しんでやってくれれば、サッカー選手としても、人としても成長できると思います」と話した。

 また、高倉麻子監督(50)も猶本の海外挑戦を歓迎し「彼女は代表に呼ばれても、なかなか試合に出られないという状況で、何かを変えないと、ということで移籍を決めたのだと思う。移籍がうまくいくか、いかないかというのも彼女次第だと思うので、そこも含めてここから誰が出てくるか競争だと思います」とハッパをかけていた。