日本代表森保一監督(50)が30日、愛知県庁に大村秀章知事(58)を表敬訪問した。11月20日に国際親善試合キルギス戦が豊田スタジアムで開催されるため。大村知事から若手の成長について尋ねられると、指揮官は「ギラギラ、キラキラしている姿を見せてくれている。ゴールに向かうアグレッシブさは今の若い選手はスゴイ。物おじが全くない」。3戦連発中の23歳MF南野や、24歳のMF中島、10月のウルグアイ戦で代表初ゴールを挙げた20歳MF堂安らの活躍を褒めたたえた。

森保ジャパンは9月に迎えた初陣から3連勝中。10月には当時FIFAランク54位ながら(現在同50位)、同5位だったウルグアイ(現在同6位)に4-3で勝利した。格上相手にも若手の台頭が目立った一戦。森保監督は「ランキングは全然違っていても、選手の目線は同じ。FIFAランクの意識やメンタルで上を見上げる戦いではないな、と感じた」と感心した。

南野はオーストリア、中島はポルトガル、堂安はオランダと既に海を渡って活躍。「海外に行って、外国人としてプレーする選手は強さを発揮する力を海外で培っている」と、若手の精神面の成長に目を見張った。

キルギス戦は来年1月のアジア杯前最後の親善試合。「チームとしての戦術の浸透と個々のパフォーマンスがどれだけできるかということを見られる絶好の機会」と、新たな化学反応も楽しみにした。