サッカー・ワールドカップ(W杯)ロシア大会で日本代表を率い決勝トーナメントへと導いた西野朗氏(63)が7日、都内で「BEST SHINIST AWARD」を受賞し、表彰された。

昨年は、あの元貴乃花親方(元横綱)、花田光司氏の長男、靴職人の花田優一氏が第1回の受賞者となっている。

選出には歯がきれいなことが重視され、理由には「オシャレも、生き方も、そして歯も、最も輝いている方にお贈りする」とある。

西野氏の選出には「日本を、笑顔に、感動的な試合もしていただき、日本中が1つに、笑顔になった」という理由も挙げられた。

大きな拍手で登場した前日本代表監督は「みなさん、こんにちは。大変場違いなところに来てしまいました(苦笑い)。今日から輝こうかなと思います」と頭をかいた。

「輝き」からくる“シャイニスト”に、いきなりダンディーなオヤジギャクをぶっ込んだ。「初めは、一番シャイな人に贈られる賞だと思って…。(W杯では唯一勝った)コロンビア戦の1試合しか笑っていられなかったと思うんですけど、あとは苦虫かみつぶしたような顔をしていたので…」。同時受賞し、白いドレスで両隣に立つ足立梨花、鈴木奈々を、両手に花のようにし、照れた。

開襟の白シャツ、ネクタイなしのあのW杯ロシア大のスタイル。ただ、フォーマルな場だからかジャケット着用。ちょうど1次リーグ第2戦のコートジボワール戦と同じ? いでたちだった。

11月8日、「いい歯の日」を前に、オーラルケアについても聞かれ「趣味ではないですけど、必要以上に歯医者に通っている自分がいる。遠征先で歯ブラシってなかったり合わなかったりすることが多いので、選手もスタッフもマイ歯ブラシを持っていることが多い。今、歯のエステとかってあるんです。歯をマッサージしてくれて、歯周病予防になる。時間があれば。選手にも勧めているところでもあるので」と、年齢を感じさせない真っ白な歯の秘密を明かした。

その上で来年の1文字に「蹴」をあげた。注目される身の振り方に「ぜひ来年はグリーンのピッチで、チーム作りをしていきたい」と現場復帰を熱望した。

ただ、まずは12月に初挑戦するホノルルマラソンに全力投球。ともにフルマラソンへの挑戦経験を持つ足立梨花、鈴木奈々からアドバイスをもらっていた。