【ドバイ(UAE)23日】今日24日にアジア杯準々決勝でベトナムと対戦する日本代表が、前日会見と前日練習に臨んだ。

過去の対戦成績は3戦全勝、FIFAランクでもベトナムを大きく上回るが、MF柴崎とともに会見に出席した森保一監督(50)が「明日の試合も厳しい試合になることを覚悟して、相手に敬意を払って、かつ最大の力を発揮することを求めていきたい」と隙は見せなかった。

それでも中2日のハードな日程も考慮し、先発メンバーに多少の手を加えることが予想される。指揮官は「なかなかお答えできないので皆さんの予想でお願いします」と明言は避けたが、右臀部(でんぶ)痛で3試合欠場していたFW大迫は前日22日にフルメニューをこなしたことで先発復帰の可能性も。大会規定により準決勝で累積警告がリセットされることもあり、サウジアラビア戦のフィールド先発選手で警告を受けているMF南野、MF堂安、DF酒井が控えに回ることもあり得る。

準々決勝から導入されるビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)にも「やることに変わりはない」と断言。試合会場はピッチ状態への配慮のため練習できなかったが、芝の感触を確認した。練習では冒頭15分以降の非公開時間にPK戦の練習もしたとみられる。4強入りへ向け万全の備えを施した。【浜本卓也】