最下位エクアドル(FIFAランキング60位)が、招待出場の3位日本(同28位)相手に意地で追いついた。0-1の前半35分、左CK崩れでゴール前に4人を集めた状態で、右サイドからMFメンデスがロングボールを上げる。DFミナが胸でボールを落とし、そこにDFアルボレダが右足を合わせたが、GK川島に左手1本で止められる。しかし、こぼれ球を10番のMFメナが右の足裏で押し込み、同点に追いついた。

勝てば準々決勝進出、引き分けならB組のパラグアイ、負ければ日本が8強に入るという大一番で、エクアドルが試合を振り出しに戻して前半を終えた。

2大会連続の決勝トーナメント進出へ、未勝利での敗退回避へ、五輪世代中心の招待国には負けられないエクアドルが後半も攻勢をかける。残り45分の開始から投入されたMFプレシアードが打点の高いヘディングシュートで脅かすと、32分には持ち上がったDFベラスコが右足ミドルシュート。倒れ込んだGK川島の指先を通過したが、ポスト右に外れた。ゴール前に迫る回数で日本を上回った。38分には、マンチェスター・ユナイテッドに所属するMFA・バレンシアを送り込んで勝負に出た。だが、最後まで2点目を奪うことができず、日本とともに1次リーグで姿を消した。