日本協会(JFA)は13日、先月23日に引退した元鹿島DF内田篤人氏(32)のロールモデルコーチ就任を発表した。今後はアンダー世代の代表をはじめ、JFAが取り組む若年層の強化や普及に関わる活動にスポットで参加する。内田氏はJFA広報部を通じて「頑張ります!」とコメントした。14日から始まるU-19(19歳以下)日本代表候補合宿が初仕事となる。

同職は、世界で積み重ねてきた経験を日本サッカーの育成と強化に生かしてもらうことを目的に新設した。内田氏は現役時代、日本代表としてワールドカップ(W杯)に2度出場し、アンダー世代でもU-20W杯や北京オリンピック(五輪)を経験。ドイツのシャルケでは欧州CLで4強入りを果たすなど、国内外で得た財産は計り知れない。

オンラインで会見した反町技術委員長は「普及とか若年層とか、アンダーカテゴリーに興味があるということなので、選手の見本となるような、目線を変えた中で活躍してほしい気持ちが強い。基本的には一番選手に近い存在であってほしい。現場を経験したからこそ重みもあるし、体と言葉をもってどんどん発信してもらいたい」と期待していた。