今月にオーストリア遠征を行うサッカー日本代表(FIFAランク27位)のメンバー24人が5日に発表され、FW鈴木武蔵(26=ベールスホット)が10月のオランダ遠征に続いて選出された。メンバーは前回に続き全員が欧州組。13日にパナマ(同77位)、17日にメキシコ(同11位)とグラーツで国際親善試合を行う。

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日本代表は、新型コロナウイルスの影響でロックダウン中のオーストリア・グラーツでパナマ、メキシコと2試合を戦う。日本サッカー協会(JFA)の反町康治技術委員長(56)は「この時期は欧州ネーションズリーグがあり、1つも中止は聞いていない。ネーションズリーグの前に29試合の国際親善試合があり、それも中止はない」と説明した。引き続き、感染予防に細心の注意を払うとし「前回のオランダ遠征同様に、陰性確認後渡航し、2試合の前にもPCR検査を行う」と徹底していく。

「ホテルも、私はまだ行っていないが、聞いたところ丘の上にあって、外部との接触はほとんどない。そこからグラウンドまでは1・5キロくらい。2名の帯同ドクターがいる。朝食前に検温と、この状況なので怠りなくやりたい」。健康と安全面を最優先にし、代表活動を行う。