東京オリンピック(五輪)世代のU-24日本代表MF三笘薫(24=川崎F)が2日、オンライン取材に応じた。急きょ決まった3日のA代表との強化試合(札幌ドーム)では「勝てれば評価がひっくり返る」と、下克上を狙う。

所属する川崎Fからは、A代表にDF谷口と山根、U-24代表に三笘、MF田中、FW旗手と、Jクラブ最多の5人が、6月の代表活動に参加している。

左サイドを主戦場とするアタッカーの三笘は、A代表との試合で、右サイドバックの山根やセンターバックの谷口ら、チームメートとマッチアップする可能性も高い。

三笘はこれを好機ととらえているようで、「お互い知っていてやりにくさもあるけど、負ける気はない。勝てれば評価がひっくり返る部分もあると思う。そういうのは狙っていきたい」と、A代表入りに向けてもアピールを誓った。

プロ入り後初めての代表戦となった3月のU-24アルゼンチン戦では、“ヌルヌルドリブル”などと独特の動きで、Jリーグで注目を集める持ち味を発揮できなかった。

その理由を三笘は「アルゼンチン戦は低い位置でボールをもって、下がってドリブルを開始するなど、判断がよくなかった」と分析。「すぐに改善できると思う。高い位置でプレーすることを意識したい。そのために前からプレスをかけて、カットして、高い位置で攻めることが必要」と、反省を生かして今度こそ見せ場を作る。