千葉県内で候補合宿中のなでしこジャパン(サッカー女子日本代表)は22日、池田太監督(51)体制下で初の練習試合を行い、八千代高(男子)に30分×3本で0-5と敗れた。

フォーメーションは高倉前監督と同じ4-4-2。7カ月ぶりの代表招集となったMF猶本がボランチに入り、コンビを組んだ東京五輪代表MF中島がキャプテンマークを巻いた。

準備期間が4日と短く、連係には課題も多かったが、池田監督が強調してきた「縦に速い攻撃」への意識は見られた。指揮官は冷たい雨の中テントの外に立ち、「もっと切り替え早くできる! 意識して!」などと声をかけ続けた。

試合後、池田監督は「短い時間で確認してきたことをどれだけトライできるか、選手に求めて戦ってもらった。結果は悔しいけど、選手が自分たちのトライすることをやっていこうと、ピッチで見せてくれた姿勢には満足しているし、できたところも、これからの課題が見えた部分もある」と話した。

<1本目=0-2>

GK山下、DF宮川、南、高橋、清水、MF中島、猶本、杉田、宮沢、FW植木、菅沢

<2本目途中まで=0-2>

GK池田、DF宮川、南、高橋、清水、MF中島、猶本、杉田、宮沢、FW植木、田中美

<2本目途中から=0-0>

GK池田、DF北川、三宅、乗松、清水、MF隅田、長野、杉田、成宮、FW小林、田中美

<3本目=0-1>

GK田中桃、DF北川、乗松、大賀、三宅、MF隅田、長野、小林、成宮、FW田中美、上野