16日午後8時(日本時間17日午前1時)に行われるワールドカップ(W杯)アジア最終予選のオマーン戦(マスカット)に臨む日本代表DF冨安健洋(23=アーセナル)が13日、オンライン取材に対応した。

一問一答は、以下の通り。

-ベトナム戦

冨安 勝ち点3を取れたことはポジティブな要素。ただこの最終予選の試合、なかなか得点取れていないことは、セットプレーも含めて、求めていかないといけない。

-自身の移籍問題で、初戦のオマーン戦は欠場

冨安 前回いなかったのもありますし、他の国とやっているところを見ても、オマーンは力があることは分かっている。準備のところからできる限りのことをやることが大事。システムのところで難しさはあるかもしれないが、中の選手がポジションを変えながら、工夫することで、うまくいい循環を生むことが出来るようにしたいと思っています。

-リーグ戦でも、すごみが増してきた。アーセナルが与えたものとは

冨安 毎試合プレッシャーの中でプレーしている。1プレーのリアクションが、サポーターがわかりやすい。いいプレーしたら、スタジアムも沸く。逆にミスと言うか、後ろ向き、ネガティブなプレーをすると良くない反応が起きる。その1プレーをこだわりながらやる必要がある。

-コンディション

冨安 ベトナム戦では前日しか出来なかったけど、思ったより動けた。オマーン戦はより長く準備期間ある。戦術のところは深めていきたい。

-オマーン戦をどう見た

冨安 たまたま負けたわけではないと感じました。しっかりオマーンも準備してきた。戦術が浸透しているという感覚を受けた。今回も簡単な試合にはならない。難しい局面も出てくる。後ろが0に抑えることで、チームを安定させられるように、僕はCBなので求めてやっていきたい。

-アーセナルで成長したものを還元したい

冨安 もちろんアーセナルで学んでいることを還元できることはあると思うし、選手間でコミュニケーションは取れている。より固めていくことが出来ればいい。

-4-4-2に対しての対策は

冨安 昨日リカバリーしながらも他の選手と話した。五輪の時のニュージーランドのやり方も印象には残っている。うまくサイドバックを使いながら、ニュージーランド戦の前にも思っていたことだけど、サイドバックのところ、予想だけど、時間が出来る。そこから崩していくかキーになる。ベトナム戦でも、サイドチェンジがなかなかなくて。ロングボールというよりは、寄せて中盤を経由して、というところも足りなかった。サイドバックからサイドバックへの1発のサイドチェンジもあり得るし、キーになると思う。

-DAZN(ダゾーン)で、元日本代表DF内田篤人氏のインタビューで、最終予選のプレッシャーはそこまで感じていないと話していた

冨安 アーセナルでは対戦相手のレベルと言うか、もちろん毎試合、世界的に有名なプレーヤーと対戦するわけですし、スタジアムの雰囲気だったり、注目度だったり、というのは、プレミアリーグの方が感じる。もちろんどの選手にとっても、所属チームあっての代表。どの選手にとっても、所属チームで結果を出さない限り、代表には来られない。アーセナルでやっていることが、そのまま出る。厳しい環境でやっていることはプラスに働いていると思う。

-ボローニャで五輪に立った感覚、アーセナルに入って、代表に入るものとは違うか

冨安 全く違う。明らかに注目度は違う。クラブの規模も違う。明らかに違ってきていると思う。

-セットプレーからの得点がない。

スローインのボールロストが多い。スローインからサイドチェンジもない。逆サイドに持っていくことも出来れば、チャンスも増やせる。練習出来るのであれば、やった方がいいと思う。CK、FKもまずは自分のところに来ると信じて、100%で飛び込むことがベース。サボらずにやることが大事になる。

-オマーン戦への意気込みは

冨安 また勝ち点3が必ず必要になる。1試合負けている。そういう意味でも、高いモチベーションで臨めることが出来る。何事も準備のところから始まっている。できる限りのことをやって、試合のときは思い切ってできる状況をつくって勝ち点3を目指したい。