池田太監督(51)の初陣となったなでしこジャパン(サッカー女子日本代表=FIFAランキング13位)は、アイスランド代表(同16位)に敗れた。

体格の異なる相手に苦戦し、ほとんど決定機をつくれなかった。試合後のMF長谷川唯(24=ウェストハム)の主な一問一答は以下の通り。

 

-成果と課題は

長谷川 チームとして、特に守備は最初はまらなかったところを、中で修正できたのはよかった。攻撃のバリエーションは少なかった。中央に人数が多い相手をどう崩すか。いつもならトップ下のスペースが空くけど、今日の相手は人に強く来て、シュートシーンを作れなかった。バリエーションを増やさないといけないと感じた。

-対角線を意識した攻撃の手応えは

長谷川 (試合中に)修正できた部分もあったことは、ポジティブにとらえていい。オフサイドもあったけど、タイミングを合わせる工夫でなくなると思う。FWと中盤の距離を近づけたり、サイドバックが高い位置をとってサイドハーフが中に入ることで人数を増やせたり、たくさんあると思う。映像を見て、話して改善したい。

-取り組んできたことを出せた手応えは

長谷川 裏への動きや裏を狙うボールは、少し多く出たと思う。もっと判断しないといけない点が課題。アグレッシブに狙えているのはいいけど、それをおとりにして他の人が動きだすなど。狙いを共有してチャレンジできたけど、それによって他の選択肢が減ったこともあったので、落ち着くところと狙うところの判断は、全体で共有していきたい。

-池田監督のサッカーと、これまでとの違いは

長谷川 アグレッシブさをチームコンセプトとしてやっている。今まではきれいにつなぐことを意識していたところを、裏を狙う選手が出てきたり、それを狙うプレーは多く出ていると思う。