なでしこジャパン(FIFAランキング13位)は女子オランダ代表(同4位)と引き分けて、池田太監督(51)の初勝利はまたしてもお預けとなった。
4日前のアイスランド戦(●0-2)よりチャンスは多くつくったが、ゴール前でのシュートブロックなど、オランダの粘り強い守備を崩し切れなかった。
池田監督の主な一問一答は以下の通り。
-2試合を終えて
池田監督 今(遠征に)参加している選手だけでなく、いろんな選手の中で、どんなことができるか常に考えている。中3日という(来年1月の)アジア杯でも考えられる日程で試合をでき、準備においても有意義な2試合だったし、その中で攻守の共通理解も共有できた。
-攻撃の手応えは
池田監督 関わりをもって進入したり、トライする場面はあったけど、コンビネーションや回数、共通のタイミングをつくって突破するところは、もっと高めないといけない。
-コンビネーションがうまくいかなかった要因は
池田監督 空けたスペースに味方が入るなど、複数がお互いの動きを見て判断を変えたり、ボールをもっている選手の状態を見てアクションを起こすなど、つながりのところ、ゴール前でもうひと工夫ほしいところ。
-守備の手応えは
池田監督 規律をもってできていたし、コンパクトさでは、ラインコントロール含めて最後まで集中していたと思う。
-2試合での発見は
池田監督 いろんな選手が出ても、ひとつ“ものさし”ができた中、それに沿ってプレーできる、それぞれの理解力が高いことが分かったことが収穫。