オミクロン株の影響は男子日本代表にも及ぶ可能性がある。1日にオンラインで取材対応した森保一監督(53)は、今月に予定していた欧州視察について「何カ国か回りたいと思っている。そこで行動制限が出ると目的が達成できないし、帰国して(隔離処置で)仕事に支障が出ると本末転倒になる。そうなってはいけないので状況を見たい」と、中止を余儀なくされることも想定して語った。

来年1月21日にはウズベキスタンとの国際親善試合キリンチャレンジ杯、27日にはW杯アジア最終予選ホーム中国戦をそれぞれ埼玉で控えている。今後の感染状況によっては、開催が厳しくなることもある。指揮官は「決定を受け入れてできることをやっていきたい。試合ができなくなった場合はまず活動させてもらえるのか。トレーニングだけにするとか、別の案も持っておかないといけない」と、状況を楽観せずに最大限の準備を続ける構えだ。