日本代表候補合宿に招集されているFW上田綺世(鹿島)が20日、オンラインで取材対応。代表で活動期間が限られる中でコンビネーションを合わせる難しさもある中で、得点への思いを語った。

合宿ではすでに激しいゲーム形式の練習も繰り返し行われており「強度も高いしいい刺激をもらっている」と語った。日本代表でも絶対的存在であるFW大迫勇也(神戸)らがいる中で「まだまだアピールするところは見つけないといけない。常にトライしていく段階」と話した。

連係面ではまだまだ改善の余地があると認めつつ、練習後にも選手同士で多くのコミュニケーションがあり、前向きだという。東京五輪にも出場し、世代別代表でも期間が短い活動はたくさん経験してきた。「凝った戦術を練っていくのは難しい。個のステータスでカバーするのも大事。特徴をお互いが合わせるのが必要」と話した。

鹿島の大先輩でもある大迫と間近で練習し、ポストプレーの質の高さなどを目の当たりにした。「そこの精度はまだまだ自分には足りない」と盗む部分も多い。一方でタイミングのよい動きだしから1発で仕留めるところが上田の武器でもある。「チャンスがもらえれば特徴や求められていることを出せればいいし、得点で貢献できればいい」と、持ち味で勝負する。