日本サッカー協会(JFA)は19日、ワールドカップ(W杯)アジア最終予選に招集していたFW大迫勇也(31)が不参加になったと発表した。所属のヴィッセル神戸は理由を「けがのため」としている。

代替選手は未定。大迫は、3月24日のオーストラリア戦(アウェー)、29日ベトナム戦(ホーム)を戦う日本代表メンバーに招集されていた。

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19日にはJ1神戸の清水エスパルス戦(アウェー)に先発出場し、後半途中で交代していた。

大迫は代表発表前に一時、右脚裂傷のけがで選出が微妙な状況となっていた。けが、復帰の経緯は次の通り。

▼3月2日 J1横浜戦に途中出場し、右脚裂傷のけが。

▼6日 J1広島戦はベンチ外

▼11日 J1鹿島戦はベンチ外

▼15日 ACLプレーオフ・メルボルンV戦に先発復帰し、延長120分フル出場で2得点の活躍。

▼19日 J1清水戦で先発し、後半途中までプレー。

◆日本のW杯出場決定条件 現在2位の日本は3位オーストラリアとの直接対決に勝てば2位以内が確定し、1試合を残して7大会連続7度目のW杯出場が決まる。引き分けると、オーストラリアとの勝ち点差は3のままW杯出場決定は最終節に持ち越しとなり、29日の最下位ベトナム戦に引き分け以上で突破決定となる。敗れると、オーストラリアと勝ち点で並び得失点差で3位に転落し、自力で出場圏内の2位以内になる可能性が消滅する。