W杯アジア最終予選で日本が対戦するオーストラリア代表のグラハム・アーノルド監督が新型コロナウイルス陽性による自主隔離期間中に外出したことで、同監督がオーストラリアサッカー協会から2万5000オーストラリアドル(約220万円)の罰金を科されたと、現地紙テレグラフが報じた。

アーノルド監督は17日に陽性判定を受けて隔離措置となっていたが、20日にニューサウスウェールズ州衛生局が定める規則を破り、ビーチを散歩していたことが判明した。同紙ではオーストラリア協会のジェームス・ジョンソンCEOの「失望した」という旨のコメントとともに、アーノルド監督が「判断を誤ったことを心から謝罪する」と話したことを伝えた。支払われた罰金は先日シドニーで起きた洪水被害の支援のため、協会から赤十字の支援基金に寄付されるという。

アーノルド監督が代表活動に合流するためには自主隔離期間が終了する24日に、PCR検査で陰性となることが条件。日本代表との試合日だが、同紙によれば、24日に陰性であればルール上は試合にベンチ入りできるとのことだ。