パリオリンピック(五輪)を目指すサッカーU-21日本代表のMF荒木遼太郎(20=鹿島)が22日、サッカーU-23ドバイカップ(23~29日)へ向けて、結果にこだわる意気込みを示した。

初戦の23日クロアチア戦を前に、オンライン取材に対応。「結果を一番残したい。ゴール、アシスト、数字に残る結果を残していきたい」と力強く語った。

【メンバー一覧】Uー23ドバイカップ日本代表

荒木は、1月に行われたA代表の国内候補合宿に参加。ボールを奪った直後のやゴール前の勝負が決まる1本のパスの正確さといった、代表トップレベルの高さを肌で感じた。「A代表に行って、プレーの強度が高かったり、プレーの質の高さと、非常に学ぶことが多かった。それを基準にチームでも練習してきたので、ここでもどんどん発揮していきたい」。

この世代を率いる大岩剛監督(49)はかねて「パリ五輪経由A代表」ではなく「A代表経由パリ五輪」を目指すことを強調してきた。A代表は現在、7大会連続のW杯出場をかけた負けられない戦いの真っただ中。まずはドバイで結果を残し、A代表入りへとつなげていく。

この世代初の海外遠征となるドバイカップでは、23日にU-23クロアチア代表、26日にU-23カタール代表と対戦。29日に順位決定戦が行われる予定だ。

○…GK鈴木彩は今年のW杯出場を貪欲に目指す。昨年の東京五輪にも“飛び級”で出場。「自分はぎりぎりでオリンピックに選ばれた。何が起こるか分からないのが現状。1日1日のトレーニングを大事にしながら、呼ばれた時に自分の力が発揮出来るように」。ドバイカップでは小さなミスを引きずらず、トライを続けるつもりだ。