サッカー日本代表が7大会連続のワールドカップ(W杯)出場を決めた。その本大会の日本戦の地上波中継の各局割り振りが24日、分かった。

【W杯予選】日本代表カタール切符!宿敵オーストラリア破り7大会連続7度目/ライブ詳細>>

1次リーグ初戦はNHK、同第2戦はテレビ朝日、同第3戦をフジテレビが担当することで調整が完了した。このほど、3社幹部や全64試合を無料生中継するインターネット放送、ABEMAなどの話し合いで合意した。

W杯中継の放送権はABEMAが国際サッカー連盟(FIFA)との交渉で200億円超で獲得。AbemaTVで全64試合生放送するが、その中からNHKが21試合、テレビ朝日とフジテレビが各10試合を地上波中継することが8日に発表されていた。

4月1日にはカタールで組み合わせ抽選会が行われ、日本の対戦相手が決まる。相手決定前に地上波中継局が決まるのは珍しい。今回のW杯アジア最終予選のアウェー戦5試合はDAZNによる有料配信のみで、W杯出場を決めたオーストラリア戦も地上波中継はなかった。

日本協会の田嶋幸三会長が「地上波で中継できるように交渉する」と最後までコメントしていたが、実現しなかった。しかし、W杯本大会では、お茶の間のテレビの地上波放送に日本代表が戻ってくる。