日本サッカー協会(JFA)の田嶋幸三会長(64)が28日、オンライン取材に応じ、ワールドカップ(W杯)カタール大会へ向けた日本代表の親善試合について言及した。プレーオフに回らずカタール切符をつかんだことで、6月は親善試合が組めることになった。田嶋会長は開催場所について「現場の意見を聞き、日本にいいチームが来てくれる可能性があるかも含めて吟味したい。あくまで技術委員会と現場の意見を重要視したい」と話した。

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A代表の強化として、南米選手権の参戦、東京五輪も「1つの強化」と感じている。森保体制を信頼してサポートしていくことを明言し「選手はこれからがサバイバル。今回は古橋、前田、冨安、酒井、大迫がいなかった。鎌田や堂安も入っていない。Jリーグの選手も気合が入ってもらわないと困る。森保は欧州に行くかもしれないが、コーチは見ているし、監督も映像で見る。今週末のリーグ戦から見せてほしい。そうでないと突破した意味がない」と、高度なポジション争いに期待を寄せた。

4月1日にはW杯カタール大会の抽選会が控える。コロナ禍の影響で、出場国がすべて出そろっていない中での抽選だ。田嶋会長は30日に出国予定で「こればかりは分からないし出たとこ勝負。3チームに対していい準備をして臨む。時間をどうとるかが勝負。どこが来ても楽しみ」と話した。