4年に1度のサッカーの祭典、22年ワールドカップ(W杯)カタール大会の組み合わせ抽選会がドーハエキシビション&コンベンションセンターで行われ、7大会連続出場の日本の1次リーグはスペイン、ドイツ、大陸間プレーオフ(コスタリカ―ニュージーランド)の勝者とともにE組に入った。

【W杯組み合わせ】一目でわかる全8組の組み合わせ表

スペインのルイスエンリケ監督(51)は「死の組」に入ったことについて「良いグループだ。良いライバルがそろっているし、楽しめると思う」と強気に話した。10年のW杯南ア大会で優勝し、12年欧州選手権でユーロ連覇を果たして以来、スペインは下降気味だった。だが今大会、世界トップを狙えるチームとして復権するのは間違いない。19歳のペドリと17歳のガビのバルサコンビがいるからだ。

メッシがパリ・サンジェルマンへと去り、名門バルセロナは今季スペインリーグ序盤で低迷を極めた。だが2人が中心となって復調。3月20日に行われたレアル・マドリードとのクラシコでは4-0と大勝した。

スペイン代表も、今後10年は2人を中心にチームが形成されるはず。現代版シャビ&イニエスタともいえるペドリ&ガビが、スペイン伝統のパスサッカーを継承し、さらに向上させていく。

◆大会方式 32チームが8組に分かれて1次リーグを行い、各組上位2チームが決勝トーナメント(T)に進出。1次リーグの順位決定は(1)総勝ち点(2)全体の得失点差(3)総得点。仮に2チーム以上が並んだ場合は(4)当該チーム間の勝ち点(5)同得失点差(6)同総得点(7)フェアプレーポイント数の順で決める。決勝T1回戦の組み合わせは、A組とB組、C組とD組、E組とF組、G組とH組の各1位チームと2位チームが対戦する従来通りの形式になる。