日本協会は27日、日本代表がブラジル代表と6月6日、国立競技場でキリンチャレンジカップを行うと発表した。

日本代表が国立で国際Aマッチを戦うのは、14年3月5日のニュージーランド戦以来8年ぶりで、東京五輪に向けて新しい競技場として生まれ変わってからは初めての試合となる。

ブラジルは、同11日にオーストラリアでアルゼンチン代表とW杯南米予選を戦うため、大事な一戦直前の最後の調整試合として日本戦を戦うことになり、FWネイマールらベストメンバーで臨むことが予想される。

日本は、W杯本大会で南米チームとは同じ組に入っていないが、森保一監督(53)は「(W杯までの親善試合は)できるだけ強い相手と戦いたい」と日本協会に希望しており、日本協会がFIFAランキング1位のチームとの対戦を組み、その要望に応えた形となった。

キックオフは午後7時20分。日本テレビ系列で全国生放送される。日本とブラジルの過去の対戦成績は2分け10敗。直近5試合は5敗。

ブラジル戦決定で森保一監督は「ワールドカップを見据えて準備を始めていくこのタイミングで、ランキング1位のブラジルと対戦できることを大変うれしく思います。FIFAランキング上位のチームに対し、リスペクトはするも、過度に相手を見上げることなく、同じ目線で戦えるチームを作りたいですし、この試合でもそうした姿勢を見せていきたいと思います」とコメントした。