サッカー日本代表は6日に国際親善試合のブラジル戦(国立競技場)を迎える。5日、DF吉田麻也主将がオンライン取材に応じ、過去12戦で10敗2分けと勝ち星がないサッカー王国攻略の鍵を説いた。

「前半で試合が決着ついてしまう試合が多かった。大事なのはどれだけ0-0の時間を長くするかが大事。仮に0-1になっても、踏ん張って1点もぎとって勝ち点1取るサッカーしないと。ネイマールは要注意人物ではありますが、どの選手も危ないなというのが正直なところ。粘り強さが大事になる」

17年11月10日のブラジル戦では、吉田が前半8分に相手をペナルティーエリア内で倒し、VARでPKを献上し、ネイマールに先制点を奪われている。「17年も僕のVAR、17分くらいまでで2点。そこから巻き返すのはほぼ不可能なんで」と序盤の頑張りが問われる。

主将として、W杯まで半年を切る中での、国内の盛り上がりも気になっている。ブラジル戦が決定した後に、知人からチケットを頼まれて手配するのが大変だったという。「個人的には盛り上がっているのかなと思ってましたが、札幌(でのパラグアイ戦を)見て、チケット売れ残っていると。自分の感覚と違ったなと。もう少し自分たちが露出を増やさないといけないのかな。若い選手に、このオフにはたくさんの媒体に出てほしいと、何人かには伝えてます」と説明した。