日本代表DF中山雄太(25=ズウォレ)が7日、オンライン取材に対応し、0-1で敗戦した6日の国際親善試合・ブラジル戦(国立)を振り返った。

チームプラン通り、前半は0-0。左SBで先発した中山は、キャプテン吉田らと体を張った守備でブラジルの猛攻を防いだ。それでも、数字以上のものを感じていた。「突き詰めていくと、開始1分くらいでポストに当てられている。あれを無くせるように、序盤からやっていかないと。あれで、得点を取られていたら、歓声もブラジル寄りになる。雰囲気を持っていかれる可能性がある」と危機感を募らせた。

ビルドアップの部分については「他のチームと同じように出来ていた」と手応えをつかんだが、そこからの攻撃で課題を感じたという。日本は計4本(前半1、後半3)のシュートを放ったが、枠内シュートは0。対して、ブラジルは計18本(前半12、後半6)のシュートをマークし、枠内シュートは12。圧倒的な差があった。中山は「アタッキングサードにどう入っていくか、その差があった。ゴールへ向かっていくやり方、そういうところに、差があったからこそ、枠内シュートの差は生まれたと思う」と見解を述べた。