日本サッカー協会(JFA)は15日、今月末に国際親善試合2試合を戦うサッカー日本代表の26人を発表した。

昨年のワールドカップ(W杯)カタール大会でもキャプテンを務め、16強入りに貢献したDF吉田麻也(34=シャルケ)はメンバーを外れた。またともにW杯を戦ったベテランのDF長友佑都(36=FC東京)、DF酒井宏樹(32=浦和レッズ)も選外となった。

森保一監督(54)は「非常に大きな存在感を感じてましたし、チーム作りで支えてもらってるところは大きかった」とこれまでの貢献に感謝。続けて「彼らがやってくれるということは計算できるところがありますし、彼らがいなくなった時に、どれだけ日本の力からをつけていけるかをこれからに向けて培っていかないといけない」と先を見据えた。今回は初招集選手が4人。「より幅広く選手層を厚くして、強くして最強の日本代表を作っていけるようにと考えている」とした。

吉田は18年W杯ロシア大会でMF長谷部誠が代表を引退した後、キャプテンマークを引き継ぎ、日本代表の中心選手として活躍を続けてきた。今後のキャプテンについて森保監督は「まだ全く、すぐ決めなくても良いかなと思う。1人に最初から決めるというより、活動を通しながら、決めていくことをしたい」と話すにとどめた。

サッカー日本代表は24日にウルグアイ(国立)、28日にコロンビア(大阪・ヨドコウ)と対戦する。