【ドーハ18日=佐藤成】サッカー日本代表(FIFAランキング17位)が19日、AFCアジアカップ(アジア杯)カタール大会の1次リーグD組第2戦で、イラク代表(同63位)と対戦する。日本は当地で最終調整を行った。前日会見に選手を代表して臨んだ森保一監督(55)が批判の声も歓迎する懐の深さをみせた。

会見で、外国メディアから、2失点した初戦を批判的な声があることについて問われると、森保監督は、「批判の声も含めて見てもらえることが一番ありがたい。称賛も批判も含めて大きな輪が広がるとうれしいです」と答えた。

不満の声があることも理解している。サッカー日本代表に関心を持ってもらえることに喜びを感じている。

一方で目の前に迫る戦いに集中している。「ただやることは変わらない。成果も課題も必ず出る。冷静に自分たちがやれていること、改善することを踏まえて次の試合に臨むことは全く変わりない」と冷静に語った。

ベトナム戦でベンチ外だったケガ明けのDF冨安健洋(25=アーセナル)や途中出場だったMF久保建英(22=Rソシエダード)の状態についても言及。冨安については「全てのトレーニングに復帰している。明日の試合、プレー可能だとみなさんにお伝えしたいと思います」と明かし、「久保はプレーする準備はできているか」との問いに「イエス」と英語で短く回答した。