サッカー女子日本代表(なでしこジャパン)は、北朝鮮とのパリオリンピック(五輪)・アジア最終予選の北朝鮮戦第1戦(24日)がサウジアラビアのジッダで開催される方向に決まった。チームは20日、イングランド組の4人を除き、千葉市内で調整を行った。

19日午前に帰国し、この日から練習に合流したDF熊谷紗希主将(33=ローマ)が開催地決定に思いを明かした。ローマから約9900キロかけて帰国し、1泊だけして約9500キロの長旅でジッダへ向かう。

「すごい移動にはなっている。アジアなのにね…日本でもやるのにね、そうですよね。だから、みなさんの想像通りの気持ちを、私たちも感じてはいるとは思うんですけど、そうですね、やるしかないのと、いや遠いっすよね」と苦笑いで絞り出した。

大事な五輪出場がかかる場面で、試合の5日前まで開催地が決まらなかった。長くなでしこに在籍する熊谷にとっても経験のない事態。「これを想定できた人は正直いないと思うし、本当にネガティブなこと言うとかではなくて、こんなこと起こっていいのかなと思います」と吐露。

さらに「正直こんなことあってはならないとは思うし、選手は試合に向けた準備をするのが仕事ではあるんですけど、そのオーガナイズする方にもベストコンディションで臨ませる責任というのは絶対あると思うので、いやまあ今後はこんなことがあっちゃいけない。まあ今回もあっちゃいけないと思いますけど、これはほんとに今後のために、やれることをやることは大前提でもあってはならないよなとは思っています」と悲痛な思いを訴えた。

それでも試合日と相手は決まっており、勝利することを目指す。「とにかく今はやるべきことに集中して、この2戦勝つことだけ考えてやるしかない」と引き締めた。