女子日本代表なでしこジャパン(FIFAランキング8位)が北朝鮮(同9位)を2-1で退け、パリ五輪(オリンピック)出場権を獲得した。

なでしこジャパンの池田太監督(53)が3バックシステム採用の意図について明かした。

0-0で終わった第1戦は、攻守にちぐはぐさが目立った。対策を練ってきた相手の戦術にはまり、ボールを動かすことがうまくいかなかった。守備でもアンカーを務めた熊谷紗希主将(33=ローマ)の脇を突かれてロングボールのセカンドボールの回収に苦労した。

「1戦目を見て、前線の選手の距離感をどう保つかというところもありましたけども、DPRコリア(北朝鮮)戦が決まって、ワールドカップ(W杯)が終わってからですけれども、そこでシステムを、チームの幅を広げようということにトライしてきた中で、1戦目と2戦目でシステムを変えようというストーリーは頭の中にあった」

後ろを3枚にすることで、前線の人数を増やして攻撃の厚みを増した。幅を広く使った攻撃を可能にした。2試合でシステムを変えるプランはもちつつ、絶対にやると決めていたわけではなかった。「そういうシチュエーションだったから、できた」と柔軟に構えた。

パリ五輪では、中2日の過密日程の中、勝ち進まなければいけない。そのためにはチームの戦術的なオプションを増やす必要があった。「相手によって、いろいろな戦い方、いろいろな選手がプレーできる、そして、おそらくは7月、8月あたりですと暑いので、自分たちがボールをしっかりと動かせるような、相手とのかみ合わせの中で、そういった意味では、いろいろなシステムというか、そういったものはできなければいけない」。世界一を見据えた取り組みが、同じ相手と中3日で2試合戦うという異例のレギュレーションを勝ち抜くための重要な要素となった。【佐藤成】

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