パリオリンピック(五輪)出場を目指すU-23日本代表大岩剛監督(51)が川崎フロンターレ-FC東京の「多摩川クラシコ」を視察した。

同試合には、3月シリーズに招集した川崎F・DF高井幸大(19)、東京DFバングーナガンデ佳史扶(22)MF松木玖生(20)MF荒木遼太郎(22)が先発。東京のGK野沢大志ブランドン(21)も、GK波多野豪(25)の一発退場に伴い、緊急出場を果たした。

3試合ぶりの先発で、アグレッシブな守備と的確なビルドアップを展開した高井については「これを継続してほしいと思います」と評価した。

4月15日に開幕の、パリ五輪アジア最終予選を兼ねるU-23アジアカップカタール大会のメンバー発表は4月4日に迫っている。3月シリーズ同様に東京から4人全員を招集できるのかについては、「まだ我々に正式にそういうことをコミュニケーションを取っているわけではない」としつつ「これはFC東京さんのいろんな状況もありますから、しっかりとルールに則って、しっかりとお願いベースですので、そういうスタンスは崩さないようにと思っています」と言及するにとどめた。

メンバーは固まりつつある。「ベースは先日活動したグループからの選考になる。当然、これは最後の最後のけが人だとか、しっかり最後の最後までクラブの方々とコミュニケーションを取りたい」と現状について語った。【佐藤成】