日本サッカー協会(JFA)は24日、千葉市内でW杯アジア2次予選ミャンマー戦(6日、ヤンゴン)シリア戦(11日、Eピース)の日本代表メンバー26人を発表した。パリ五輪世代MFの久保建英(22=Rソシエダード)と鈴木唯人(22=ブレンビー)が選出された一方、山本昌邦ナショナルチームダイレクター(ND=66)は現時点で2人の五輪参加が厳しい見通しと明言した。交渉は続ける。
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世代2枚看板の五輪出場が、極めて難しい状況に陥っていた。山本NDは、飛び級で呼んだ久保と鈴木について「長い時間をかけてクラブと丁寧にやりとりしてきたが、パリには招集できないという結論に現時点では至っている」。国際Aマッチデー外に行われる大会のハードルは高すぎた。
今回のW杯2次予選とU-23代表の米国遠征が重なっており、どちらに選ばれるか注目されていた。A代表主力の久保は、パリへの強い意欲を協会に伝えてきたが、関係者によると、クラブが1~2月のアジア杯に続く、年間で2度の国際大会参加に難色を示した。
鈴木は、昨秋のU-23アルゼンチン戦で10番を背負って2得点。シーズン終盤に当たった4~5月のパリ五輪アジア最終予選をスキップして本番に照準を合わせたが、クラブが反対。この6月はA代表になった。
わずかな望みには懸けるという。仮に今夏の移籍が実現すれば、交渉先は新クラブへ。現クラブとも、JFAの欧州オフィスや代理人も含めて話し合い、迫る出場リスト提出期限をにらみながら、一転選出OKを目指す。山本NDは「鋭意努力はする」と言いながら「極めて難しい状況であることはご理解いただければ」と弱気。欧州で五輪は軽視されており、メンバー選考の逆風にあらがえない転換期を迎えている。【佐藤成】

