<W杯アジア3次予選:日本3-0オマーン>◇2組◇2日◇日産スタジアム

 4大会連続4度目のW杯出場を目指す日本が、オマーンをシュート3本に封じて完封勝ちした。

 前半10分、MF遠藤保仁(ガンバ大阪)の左CKをDF中沢佑二(横浜)がヘッドで合わせ先制。同22分にはMF中村俊輔(セルティック)のロングフィードをDF田中マルクス闘莉王(浦和)が頭で落とし、FW大久保嘉人(神戸)が右足で蹴り込み、追加点を奪った。さらに後半4分には中村俊がオマーン守備陣をかわして右足でダメ押し点を決めた。

 この日、日本サッカー界の功労者である長沼健氏(日本サッカー協会最高顧問)が亡くなった。試合前にに伝えられた選手は左腕に喪章をつけてピッチに立ち、勝利をもぎとった。

 日本はこれで3次予選2勝1敗で勝ち点6とし、この日、タイを破って勝ち点9とした首位バーレーンを3差で追う2位をキープ。日本は7日にオマーン、14日にタイとアウェーで、22日にはバーレーンとホームで対戦する。

 4チームが5組に分かれた3次予選は各組2位までが9月からの最終予選に進む。