<U-17女子W杯:ガーナ1-0日本>◇5日(日本時間6日)◇アゼルバイジャン・バクー◇準々決勝

 C組1位の「リトルなでしこ」はD組2位のガーナに敗れ、4強進出を逃した。

 守備に人数をかけ、出足の早い相手に持ち味のパスサッカーが封じられ、序盤から苦戦が続いた。細かいミスも重なり、ボール支配率は7割近くに達したが、肝心のシュートは少なく決定機はわずか。1次リーグ3戦で17得点と爆発した攻撃力を発揮できない。

 逆に後半の立ち上がり、8分だった。右サイドからエリア内に進入したMFスマイラの低弾道のシュートを、正面でキャッチにいったGK平尾がまさかのトンネル。ボールは無情にゴールラインを割り、今大会4試合目で初失点を喫した。

 圧倒劇が続いた1次リーグを終え、「厳しい戦いは続く。我々のサッカーをやることが大事」と気を引き締めていた吉田監督。その後は攻撃的な選手を投入したが、打開までは至らず試合終了の笛を聞いた。

 初開催の08年は8強、10年は準優勝。3度目の挑戦で頂点を目指した戦いは、悔しい完封負けで終わりを告げた。